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BitSummit(make.ctrl.Japan)に行ってきました

BitSummit(make.ctrl.Japan)に行ってきました

2025/07/18-20に京都のみやこめっせで開催されたBitSummitに行ってきました。目的はBitSummit内で開催されたmake.ctrl.Japan 13です。

みやこめっせは京都駅からだとそこそこ遠く地下鉄の乗り継ぎかバスで30〜40分くらいかかるようです。筆者は友人と京都駅そばで合流して行ったのでタクシーに乗ってしまいました。何人かで行く場合は京都駅からタクシーも良さそうです。バスは清水寺や平安神宮を通るルートなので待つのは大変そうでした。

BitSummitはインディーゲームの祭典で、make.ctrl.JapanはそのBitSummit内での開催なので、BitSummitの入場券が必要でした。つまりmake.ctrl.JapanだけでなくBitSummitも堪能できるということです。お得ですね。

気になったコントローラー

make.ctrl.Japanは独自のコントローラーを使ったゲームのイベントです。いろいろなコントローラーを見ることができたので紹介していきます。

東京工芸大学 芸術学部 ゲーム学科

たくさん面白いゲームが出展されていたのでまとめての紹介にしてしまいますが、どれも興味深いものでした。

「ビールの達人」

特に人気があったのは「ビールの達人」でした。ビールサーバーのタップとビールジョッキをコントローラーとして使ってビールを注ぐゲームで、iPhoneが出たばかりの時に大ヒットしたゲームを思い出しました。現地では気づかなかったんですが、今見るとビールジョッキはスマートフォンを使っているんですね。

「じゃんけん鬼ゲーム」

もうひとつ、「じゃんけん鬼ゲーム」というゲームも展示されていました。ゲームそのものは市販のゲームコントローラーを使ったものなんですが、それとは別にオリジナルのコントローラーがあって、ゲームのパラメータをリアルタイムに変更できるようになっていました。ゲームの設定を設定画面からいちいち変えていたらきりがないので、こういう専用のコントローラーはいいですね。

「コテの名人」、「Snooze!」などもマイコンをうまく使っていました。

愛知工業大学

ここもとても面白いゲームをいくつも展示されていました。

「ムービーフェス」

ツイスト運動用の器具の上に座ってレッドカーペットを進んでいくゲームで、ひねりを検出するためにM5Stackと地磁気センサを利用していました。回転を取ろうと思うとつい軸の角度を取りたくなってしまいますが、地磁気センサだと器具側は無改造でできるのがいいですね。

「シネマオペレーター」

こちらも映画ネタですが「シネマオペレーター」もよくできていました。指示に従って映画のフィルムを映写機にかけていくゲームで、本物の映写機を改造してM5Stackと各種センサを付けてコントローラーを作ったそうです。

「Whip It Up!」

生クリームの絞り袋を使ったゲームで、振って絞ってを体感できました。センサとスイッチをうまい具合に絞り袋に入れてあって、外から触った感じ基板が入ってる感じがなかったのはよかったと思います。

ハードウェアとか研究所

「ドアライダー」

いくつかの作品を出されていましたが、一番気になったのは「ドアライダー」でした。2つのドアノブをコントローラーとして使っているのですが、操作するゲームはドアノブとは関係ないものでした。

「カギカギパニック」

また「カギカギパニック」もカギそのものがゲームには出てこず、挿してひねる動作をゲームに利用してしました。 現実をそのままゲームにしてあるのもいいですが、こういった形状を利用したものもいいですね。

Wataru Nakano × MIYAZAWORKS

「SARU BOX」

これ最高に頭悪くて最高でした。バナナを出せなくて穴にぶつけると点数が入ります。簡単に作れそうに見えますが箱をかなり丈夫に作らないといけないと思うので、そのへん気遣いが必要そうです。

「トグロイド」

ヘビがコントローラーになってて、きれいなとぐろを巻けるほど相手に大きなダメージを与えられます。とぐろを巻く台の方に重量センサが複数入っていて、均等に重さがかかっているかを判定しているそうです。

のへもん

「チョークの叛乱」 https://noheno.com/chalkriot/

本物の黒板消しや黒板消しクリーナーををコントローラーにして、さらに操作方法も黒板消しならではよかったです。ゲーム画面もよくできてました。

「ACID FOOT」 https://noheno.com/acidfoot/

素足の形のコントローラーを使って、画面内の足の指をタンスの角にぶつけるゲームです。この3Dプリンタ製の足型コントローラーがよくできていました。

Stephanie Nayoan

「Get a くるくる」

誰でも一度はやったことがあるだろう、回転椅子を回してその回転でクリアするゲームでした。わかりやすいし他の人がやっているのを見ても面白いのがよかったです。頑張って回したら酔いました(笑)。回転の検出にはSwitchのコントローラーを使っているところも興味深かったです。

まとめ

非常にいろいろなゲームコントローラーを見られて面白かったです。人気すぎて遊べなかったものや書ききれなかったものもありました。M5Stackをはじめいろいろな製品を使ってもらっていたのもよかっです。本体のBitSummitも非常に熱気があって面白いイベントですし、興味がある方は来年参加してみるといいと思います。

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