YDLIDAR
360度測定可能なレーザー測距センサのメーカー。移動体などに搭載することで、周囲の環境をスキャンし、障害物を回避することが可能です。
(LiDAR=Light Detection And Ranging)
利用用途
Use case
01
ロボットナビゲーションや障害物回避
サービスロボット/お掃除ロボット/セキュリティロボット/ピッキングロボットなどの目として。
02
ROSの教育と研究
ロボット用のOS(ROS)で利用可能。最新技術の教育用途や研究用途に。
03
環境のスキャンと3Dによる再構築
部屋全体のスキャン&マッピングなどに。各種自走ロボットと組み合わせて得た情報を効率的に可視化。
取り扱い中のLIDARセンサ
三角測量方式
YDLiDAR X2
売れ筋No.1
安価な360度スキャナ
- スキャン範囲:半径8 m / 360°
- 角度分解能:0.72°(標準動作時)
- サンプリングレート:最大3,000 Hz
- 通信方式:UART(USB変換基板あり)
- 測定方式:三角測量
- サイズ:96 x 60.5 x 50.3 mm
YDLIDAR X4
話題の100ドルLIDAR
X2の上位機種モデル
- スキャン範囲:半径10 m / 360°
- 角度分解能:0.50°(標準動作時)
- サンプリングレート:最大5,000 Hz
- 通信方式:UART(USB変換基板あり)
- 測定方式:三角測量
- サイズ:102 × 71.3 × 58.4 mm
YDLIDAR X4 Pro
新たにSTチップセット搭載 X4の後継モデル
- スキャン範囲:半径10 m / 360°
- 角度分解能:0.50°(標準動作時)
- サンプリングレート:最大5,000 Hz
- 通信方式:UART(USB変換基板あり)
- 測定方式:三角測量
- サイズ:110.6 x 71.1 x 52.3 mm
ToF方式
YDLIDAR T-mini Plus
小型なToF方式LIDAR
限られたスペースに
- スキャン範囲:
半径12 m / 360° - 角度分解能:
0.54°(標準動作時) - サンプリングレート:
最大4,000 Hz - 通信方式:UART(USB変換基板あり)
- 測定方式:ToF
- サイズ:38.6 x 38.6 x 33.9 mm
- 防水防塵:ー
YDLIDAR TEA
最も高精度なモデル
イーサネット接続に対応
- スキャン範囲:
半径25 m / 300° - 角度分解能:
0.24°(標準動作時) - サンプリングレート:
最大30,000 Hz - 通信方式:RJ45(イーサネット接続)
- 測定方式:ToF
- サイズ:53 x 53 x 82 mm(ケーブル含まず)
- 防水防塵:IP65
YDLIDAR TSA
安価なToFモデル
Xシリーズからの乗り換えに
- スキャン範囲:
半径8 m / 360° - 角度分解能:
0.72°(標準動作時) - サンプリングレート:
最大3,000 Hz - 通信方式:UART(USB変換基板あり)
- 測定方式:ToF
- サイズ:96.0 x 58.3 x 40.8 mm
- 防水防塵:ー
YDLIDAR TG30
TG15の倍の範囲を測定可能
広範囲や高速度で使うなら
- スキャン範囲:
半径30 m / 360° - 角度分解能:
0.13°(標準動作時) - サンプリングレート:
最大20,000 Hz - 通信方式:UART(USB変換基板あり)
- 測定方式:ToF
- サイズ:75.8 x 75.8 x 34.7 mm(ケーブル含まず)
- 防水防塵:IP65
YDLIDAR TG15
広範囲かつ高精度
IP65もついた耐環境モデル
- スキャン範囲:
半径15 m / 360° - 角度分解能:
0.13°(標準動作時) - サンプリングレート:
最大20,000 Hz - 通信方式:UART(USB変換基板あり)
- 測定方式:ToF
- サイズ:75.8 x 75.8 x 34.7 mm(ケーブル含まず)
- 防水防塵:IP65
その他
YDLIDAR GS2
高耐久なSolid-State方式
限られた範囲向け
- スキャン範囲:前方0.3 m / 100°
- 角度分解能:0.6°(標準動作時)
- サンプリングレート:最大28 Hz
- 通信方式:UART(USB変換基板あり)
- 測定方式:三角測量
- サイズ:25.6 × 23.6 × 10.8 mm
YDLIDAR SDM18
単一地点用の測距センサ
短距離から長距離まで
- 測距範囲:0.2〜18 m
- 誤差:30 mm(測定距離が1 m以下)、60 mm(測定範囲が1m〜6m)、 測定距離の1%(測定距離が6 m以上)
- サンプリングレート:50、100、250 Hz(可変)
- 通信方式:UART/I2C(USB変換基板別売り)
- 測定方式:ToF
- サイズ:21 x 15 x 7.87 mm
YDLIDAR OS30A Depth Camera
深度に特化した二眼カメラ
衝突回避に最適
- スキャン範囲:前方2.5 m / 78±3°
- 解像度:最大1280 x 920 pixel
- サンプリングレート:最大20,000 Hz
- 通信方式:USB2.0(Type-C)
- 測定方式:二眼カメラ
- サイズ:90.0 x 25.5 x 25 mm
- 防水防塵:IP65
製造環境
自社工場製造
- 年間生産能力600万台の東莞工場
- ISO9001(品質マネジメント)およびISO14001(環境マネジメント)に準拠
工場の自動化
- 人件費の大幅削減、生産効率、一貫性、安定性の向上に寄与
- 生産コストと品質における競争優位性を確保
品質管理システム
- 生産プロセス全体の正確な管理、プロセス全体の情報共有、そして原材料の品質テストとトレーサビリティの効率的な管理を実現
事例紹介
ホームサービスロボット
居室やオフィスなど
EAIのLiDARは正確な測距機能により様々な物体を識別します。
それにより、さまざまな環境下において、EAI LiDARを搭載したロボット掃除機はインテリジェントな障害物回避が可能となります。
商用サービスロボット
レストランやホテルなど
EAIのLiDARは優れた耐光干渉能力と、強力な高反射物質の識別能力を備えています。
レストランやホテルなどにありがちな、フランス窓やエレベーターのドアなどの高反射素材により強い光が照射されるシーン下でも、物体情報を正確に検出し、正確に図面をマッピングし、顧客やその他の障害物をインテリジェントに回避できます。
教育用ロボット
ROS教育や子供向けプログラミング教育、大学の人工知能研究室、青少年のロボット競技会など
EAIのLiDARは高性能、かつ軽量です。設置が簡単で、さまざまな教育用ロボットに柔軟に活用できます。
また、豊富なドキュメントと技術サポート(いずれも英語のみ)も提供し、地図作成、障害物回避、ナビゲーションなどの拡張機能も提供できます。
EAIの研究開発担当者は、より適応しやすく開発しやすいスマートモバイル製品開発プラットフォームを提供していきます。
工業向けロボット
倉庫や製造ラインなど
EAIのLiDARが持つ優れた安定性は、産業用途にも優れています。
長時間稼働しても安定した動作状態を維持できるため、ロボットがリアルタイムで障害物を回避することができます。
T-mini Pro(T-mini Plusの前機種)での事例紹介
製品概要
スマートロボティクス市場の急速な発展、特にサービスロボットアプリケーションの多様化と複雑化に伴い、ロボットに対する性能、信頼性、コスト、外観の面での要求が高まっています。同時に、ロボットの「目」としてのインテリジェントセンサは、新たな設計の課題に直面しています。さまざまなアプリケーションシナリオの複雑な要求に応えるため、EAIは、「高品質でコスト効率が高く」「コンパクト」な新しい ToF (Time-of-Flight) LIDAR、T-mini Proを開発しました。
特長
強い光に対する強力な抗干渉能力
T-mini Proは、最大60,000 ルクスの周囲光干渉に対する強力な耐性を備えており、屋内環境、ガラスの屈折を通過する太陽光、および曇った屋外条件での照明基準を満たしています。6~12 Hzのスキャン周波数をサポートし、機能要件に基づいて自律的な速度調整が可能です。この機能は、インテリジェントロボットが日常業務中にさまざまな複雑なシナリオや照明条件に適応するのに役立ちます。
コンパクトサイズ
T-mini Proは、小型フォームファクタ(38.6 * 38.6 * 33.4 mm)と低消費電力を特徴としています。搭載する製品の空間構造が大幅に最適化され、より幅広いシナリオに適したものになります。
長寿命
ブラシレスモーターを利用していることでT-mini Proはより高い動作効率を達成し、その結果、製品寿命は最大10,000時間になりました。この長寿命により、信頼性の高いパフォーマンスとさまざまな用途での継続的な使用が可能となります。
360°スキャンによる長距離かつ正確な検出
T-mini Proはわずか20 mmの最小死角を誇り、最大検出距離12メートルを実現しました。360°回転を可能にする機械構造と、1秒あたり4,000回の距離測定頻度により、ミリ秒単位で距離と角度の情報を取得します。これにより、包括的なスキャンと安定した点群データの出力が可能になります。さらに、T-mini Proは設定範囲内で20 mmの測距精度を実現しており、測定誤差が少なく、優れた測距安定性を実現しています。
クラス1レーザー安全基準に準拠し、目の安全を確保
インテリジェントロボットが人々の日常生活に広く使用されるようになったことにより、人間や動物と密接な対話することがよくあります。そこで安全基準を満たしていないレーザー製品を使用すると、重大な事故が発生する可能性があります。T-mini ProはFDA CLASS 1認証を取得しており、検出機能を効率的に実行しながら人やペットの安全を確保します。T-mini Pro は、高品質なパフォーマンス、優れたコスト効率、洗練されたデザインにより、多用途でさまざまな商用ロボットと互換性があります。消費者向けや商業向けの設定など、幅広いシナリオで応用できます。
応用事例1. ロボット掃除機
- シナリオ要件:ロボット掃除機は屋内で動作し、インテリジェントな障害物回避を行うために、特に長い廊下での経路を認識する必要があります。
- 業界の課題:広い屋内空間や長い廊下に遭遇した場合、ロボットはルートを適切に計画し、前方の障害物を即座に回避する必要があります。
三角測量方式のLiDARと比較して、T-mini ProのToF原理はより長い検出範囲を実現し、長距離 (最大 12 m)を検出することで非常に優れた性能を発揮します。これにより、ロボットは事前に前進経路を計画することができます。また、20 mmの検出精度を持つT-mini Proは、突然の障害物を識別するだけでなく、最も安全かつ最小限の距離でそれらを通過し、死角のない徹底した清掃を実現します。
長い廊下では光源の反射が弱いことが多く、通常のLIDARシステムでは困難になる可能性がありますが、T-mini Proは高い感度を示し、設定された範囲内で実際の廊下環境を受信し、正確に再現することができます。
応用事例2. 芝刈りロボット
- シナリオ要件:自律行動が可能な芝刈りロボットは中小規模の庭で動作予定。搭載したインテリジェントセンサにより、芝生上の境界、障害物、移動物体のマッピング、ナビゲーション、自律認識などを行います。
- 業界の課題:屋外の庭は広く、さまざまな障害物、気象条件、環境要因の影響を受けやすい場合があります。また、芝刈りロボットにはサイズに対する厳しい要件があるため、通常のインテリジェントセンサを搭載することが困難です。
T-mini Proは、周囲光干渉に対する強い耐性を備えています。また、6~12 Hzのスキャン周波数により、回転速度を自律的に調整して、日常業務中のさまざまな複雑なシナリオや照明条件に適応できます。
三角測量方式のLiDARと比較して、T-mini Proは最大12 mの広い検出範囲とマッピング時間の短縮を実現します。また、コンパクトなフォームファクタと低消費電力を特徴としているため、芝刈りロボットに対してアジャイルかつ適切な選択が可能です。
Shenzhen EAI Technology
中国の深センに拠点を置くShenzhen EAI Technology(以下EAI Technology)は、2015年に設立された、インテリジェントセンサーとソリューションに焦点を当てた国家ハイテク企業です。四つの完全子会社のほか、深圳研究開発本部と広東工場、武漢には研究施設も保有しており、北京工科大学光学フォトニクス学部との共同研究室も設けています。スマートセンサやロボティクスの分野で180個にも迫るIPコア特許を取得しており、自社ブランドのYDLIDARとともに各種LIDAR製品のカテゴリをカバー。40以上の国と地域、1000以上の企業と機関にサービスを提供しています。
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