超音波浮揚実験装置 version 3

超音波を使って小さく軽い物体を空中に浮かせる装置です。
上下のスピーカーの間、高さおよそ16mmの空間内で、浮かせた物体を上下に動かすことができます。

旧バージョンの「超音波浮揚実験装置」と機能は同じです。MCUも同じで、ファームウェアも共通です。
違いは、装置全体の形状を一新し、スペーサとネジによる組み立てが不要になりました。また、電源供給回路が変更され、一般のUSB-Cが使えるようになりました。

特徴

• 浮かべた物体を上下に動かすことができます。
• AVRマイコンのATtiny202で超音波波形を生成し、上下のスピーカーから出る音の位相差を変化させる制御を行います。
• サンプルプログラム書き込み済み。２つのボタンで上下への移動を操作できます。また、自動で上下の往復を続けることもできます。
• 物体を照らすLEDを搭載しています。電源表示LEDを兼ねています。

仕様

• 寸法: D66xW55xH53[mm] ※スタンド使用時。メイン基板のみの場合D=12mm
• 重量: 12[g]
• 電源: USB-C ※改造用に3V~5VのDC電源で使える端子パターンあり
• MCU: ATtiny202
• 超音波スピーカー: UT1007-Z325R 2個

内容物

• メイン基板
• スタンド
• 試験片 (浮かせる物体の例として、紙や発泡スチロールの小片)
• 簡易ピンセット

別途ご用意いただくもの

1. 使用時

• USB Type Cで電源を供給できる機器
  ※携帯電話用充電アダプタ、PC＋USBケーブルの組み合わせ、など
  ※モバイルバッテリーも使用可能です。但し本製品の消費電力が小さいため、機種によっては自動OFF機能が働いて停止してしまう場合があります。

2. プログラムを書き換えたい場合

• UPDIに対応したAVRプログラマ (USB-シリアル変換アダプタ等)
  詳細は、サポートページと回路図を参考にしてください。

注意事項

• 40kHzの超音波を放射します。犬、猫、ネズミ等の動物や、超音波センサー機器等への影響に注意してください。
• 作動中、ビデオカメラや録音装置等に音声ノイズが入る場合があります。
• 給電中、金属などの導電体を基板に接触させないでください。
• 付属のピンセットは厚紙製の簡易的なものです。耐久品ではありません。

資料

• 回路図
• ファームウェア
• サポートページ

こちらの商品は、山口辰久さんからの受託販売商品です。
輸送上の問題は当社が責任を負います。技術的なご質問には、当社ではお答えできません。上記技術資料のページなどをご参照の上、ご自身で解決していただく必要があります。