
The ZED-X20P Breakout is Now Shipping!
こんにちは、菅井です。暑い日が続きます。東京はまだ梅雨が明けていませんが、今年は最短の梅雨になりそうです。
Friday Product Postは、米国現地時間の毎週金曜日に公開される、米国SparkFun社の新商品を紹介するブログ記事です。スイッチサイエンスでは来週、毎週火曜日の夕方の17時に日本語に訳して公開しています。
The ZED-X20P Breakout is Now Shipping!(編集注:「ZED-X20P ブレークアウトはただいま出荷です! 」)
SparkFanのみなさん、今週もFriday Product Postにようこそ。
今週は全く新しいZED-X20P オールバンド GNSS RTK ブレークアウト基板の出荷を開始したことをお知らせします。事前注文を出荷後、まだいくつかは出荷可能な数量分のユニットを確保しました。u-blox社が 9月にZED-F9P後継機種製造を完全に開始する前にお求めをご希望であれば、今がちょうどピッタリなタイミングです。その後は、お持ちのIDCコネクタで役立てられる新しい2x3ピンのリボンケーブルです。それでは新製品を詳しく見ていきましょう。

SparkFun Allband GNSS RTK Breakout - ZED-X20P (Qwiic)
SparkFun Allband GNSS RTK Breakout - ZED-X20P (Qwiic) は、u-blox社の最新GNSSエンジンX20(定番のF9エンジン後継機種)を搭載しています。この基板のサイズ、ピン配置、コネクタは、SparkFun GPS-RTK-SMA Breakout - ZED-F9P (Qwiic)と非常に似ており、たいていの場合、そのまま置き換えでお使いになれます。また、USB、UART、SPI、I2Cなど、さまざまなインターフェースをお選びいただけます。
ZED-X20P モジュールは、オールバンド対応の高精度GNSS レシーバーで、L-bandなどGNSS 周波数バンド上のコンステレーション(GPS、Galileo、 BeiDou、QZSS、NavIC)の信号を同時処理します。 リアルタイムキネマティックス(RTK)、PPP-RTK、Precise Point Positioning* (PPP) 測位アルゴリズムの使用により、 Network RTK設定またはローカル基地局設定で、Virtual Reference Stations (VRS)用の標準RTCM補正に対応します。また、L-band補正サービスにもNEO-D9Sなどの外部レシーバーなしでネイティブで対応しています。
高頻度での更新が可能なので、ZED-X20P モジュールは、制御アプリケーションに理想的で、スムーズで信頼性の高い運用が可能です。また、このモジュールは、Root of Trust、ジャミング、スプーフィング検出、Galileo OSNMA経由でのナビゲーションメッセージの暗号認証など、多層の防衛手法でシステムの整合性を保護します。これは、UAV(無人自律車両)、ガイダンスシステム、自動ステアリングなどのアプリケーションでの測位及びロボット市場向けシングルチップレシーバーの高いレベルでの統合となっております。

Ribbon Cable - 120mm (2mm, 2x3-Pin)
今週紹介した製品をつかって何か面白いものができましたら、@sparkfun にツイートか、または Instagram や Facebook などでどんなものを作られたのかお知らせください。来週はさらに新製品をご紹介します。