
Pro Audio That's Easy to Use
こんにちは、菅井です。とうとう1月も最終週、週末は2月です。天候がすぐれていることが救いですが、受験シーズン真っ盛りです。皆様体調にはお気をつけください。
Friday Product Postは、米国現地時間の毎週金曜日に公開される、米国SparkFun社の新商品を紹介するブログ記事です。スイッチサイエンスでは、翌週火曜日の夕方の17時に日本語に訳して公開しています。
Pro Audio That's Easy to Use(編集注:「簡単に使えるプロオーディオ」。)
みなさんこんにちは。Friday Product Post の時間になりました。今週は最新のQwiic WAV Trigger オーディオボードへの新製品 Proバージョンです。本ボード開発は、RobertSonics と協力しました。それでは詳しく見ていきましょう!
SparkFun Qwiic WAV Trigger Pro
SparkFun Qwiic WAV Trigger Proは、ハイファイポリフォニック(多声音)オーディオプレイヤの最新進化形態です。本製品は前バージョンを強力なプロセッサ、ベロシティースイッチング、マルチティンバー対応など、強化されたMIDI処理、MIDI USB デバイス/MIDI USB ホスト対応で改良、すべてを1.75インチx1.5インチに収めました。
CDオーディオ品質相当の無圧縮16ビット44.1kHモノラル/ステレオWAVEファイルに最大4096個対応します。ポリフォニー対応で、最大24トラックを低遅延(通常2~3 ms)で独立/同時に再生可能です。I<sup>2</sup>C (Qwiic)またはMIDI (USB/シリアルUART)プログラマブルトリガー8入力でトラック再生を制御できます。
また本ボードはUSB MIDIデバイス/ホストとしても機能します。USB MIDI1ホストモードで電源があれば、接続されたMIDIデバイスに500 mA@5VまでUSB-C経由で給電でき、USB MIDIコントロールにコンピュータが不要になります。
新機能Presetも追加されました。これはMIDIノート毎に最大8アクションをチャンネルとヴィロシティにより記述したスプレッドシート(.csvファイル)です。このようなアクションで独立したトラックを特定のゲイン、バランス、アタック、リリース、ピッチでトリガーでき、演奏中に複数サウンドをミックスできます。アクションベロシティー範囲を指定することで、ノート毎にベロシティースイッチングが行えます。ExcelやGoogle SheetなどのスプレッドシートプログラムでPresetファイルを作成し、microSDカードから読み込んでください。
今週は以上です。今週紹介した製品をつかってなにか面白いものができたら、@sparkfun宛てにツイートか、またはInstagramやFacebook等でどんなものを作られたかをお知らせください。来週はさらに新製品をご紹介します。
※一部、原文に説明を追加している部分があります。また、文中にスイッチサイエンスのお取り寄せページへのリンクを追加しています。