小型多機能メーター「pokitmeter」に上位機種「Pokit Pro」登場!
デジタルテスター、オシロスコープ、データロガーの機能を持った小型多機能メーター「pokitmeter」に上位バージョンの「Pokit Pro」が登場しました。
Pokit について
Pokit Innovations社はオーストラリア・シドニーのハードウェアスタートアップで、スマートフォンとアプリケーションにワイヤレス接続して使う多機能メーターを開発する会社です。
2019年のMaker Faire Bay AreaでpokitMeterを出品しているのを当社の大木と菊地が見つけて以来取引しています。
Pokit Proについて
「pokitmeter」の上位バージョンとして、Kickstarter/IndieGoGoで約150万ドル(約2億円)を集めたプロジェクトで、クラウドファンディング支援者向け製品の量産完了を受け、スイッチサイエンスでもこの4月より取扱いを開始しました。「pokitmeter」についてはこちらの記事「pokitMeterで簡単な計測を行ってみた」をご覧ください。
Pokit Proの新機能
比較表はこちらにありますが、従来のpokitMeterより向上した主な性能を下記にあげます。
- 測定範囲がより広くなりました
1 mV~600 V DC/AC(True RMS)
1 uA~10 A
100 mΩ~1 MΩ ±1%、3 MΩ ±5%
- 導通時にPokit Pro本体からブザーが鳴るようになりました
- USB-C充電ケーブル付属。電池交換が不要になりました
- ロギング性能が向上。Pokit Pro単独(スタンドアロン)で、最大6ヶ月分のロギングが可能に。
- 最大4台のPokit Proを使用し、マルチチャンネルでの測定表示が可能です
- Android/Apple Watch用のアプリを使用して、手首で各種データを確認することが可能です
- プローブが大きくなり、プローブクリップも付属し、本体に収納可能になりました
- ライトが付きました
最後に、クラウドファンディングのプレビュー動画がかっこよかったので貼っておきます!
Pokit Innovations公式Youtubeチャンネルより「Pokit Pro Kickstarter Preview」
ビデオにある通り、Pokitシリーズは小さくて多機能なので、屋外での計測のために持ち出すのに最適です。Pokit Pro の新機能では、測定範囲の拡大やマルチチャネル計測などの機能向上が重要ですが、ライトやスマートウォッチでの表示などの機能追加で、たとえば、夜や狭くて暗い場所に手を入れて測定するようなときにも便利に使えるようになったと思います。ペン形状になったので、ベルトやポケット挿して持ち歩けるのも良いですね。ちょっとかっこいい。
マーケ担当の私(電気は避けて生きてきました)が使ってみてですが、ワイヤークリップ便利ですね!Pokitは、メイカーの皆さんのみならず、電気の学び直しが必要な私のようなむきにも最適だと思いました。格安で入手したマルチメーターが家にあるにはあるのですが、ちょっと触るのに気合がいる感じで。スマホアプリで表示設定できるのはかなりフレンドリーです。単純なものからPokitで計測して確認しながら回路を学習していきたいと思いました。
また、Apple Watchで確認しているところをiPhoneで写真撮影しようとしてたのですが、どうやらiPhoneのアプリがバックグラウンドに回ってしまうと、Apple Watchとの接続が切れてしまうようです。動画を撮りながら見ながら、リアルタイムで計測値を確認したい時などにはちょっと不便かなと思いました。
では、Pokit Pro、ぜひご検討ください。
商品名:Pokit Pro - グレー x レッド 商品コード: POKIT-PRO-RED |