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Millimeter Magic with the SparkFun RTK mosaic-X5

Millimeter Magic with the SparkFun RTK mosaic-X5

菅井です。2月になり節分になり立春になったと思ったら雪です!この記事は雪景色を眺めながら書いています。みなさんのところは大丈夫でしたか?

Friday Product  Postは、米国現地時間の毎週金曜日に公開される、米国SparkFun社の新商品を紹介するブログ記事です。スイッチサイエンスでは、翌週火曜日の夕方の17時に日本語に訳して公開しています。

Millimeter Magic with the SparkFun RTK mosaic-X5(編集注:「SparkFun mosaic X5でミリメートルレベルのマジック」。mosaic-X5を使った高精度RTK GNSSにちなんだタイトルです。)

 Friday Product Postの時間となりました。今週は目玉商品があります。最新のGNSSサーベイヤSparkFun RTK mosaic-X5の発表です。この高精度RTKキットを使えば、精度6 mm、更新頻度 100 Hzを達成、始めるのに欲しいものすべてが提供されています。その後は、 ピンへのはんだづけが不要な「鉄板」のISP Pogoアダプタの新バージョン、そして今週最後は、SparkX'のQwiic 24ビット ADC ボードです。それでは今週の新製品を詳しく見ていきしょう。

 

SparkFun RTK mosaic-X5で高精度を堪能しましょう!

 

アメリカのコロラド州ボルダーで設計製造されたSparkFun RTK mosaic-X5は、高精度の測位とナビゲーションのニーズに完璧なソリューションです。マルチコンステレーションでL1/L2/L5対応のSeptentrio社mosaic-X5をベースにした、これまでで最も進んだRTK製品です。

mosaic-X5 は448チャンネルの「all in view」レシーバーで、GPS(アメ)リカ)、GLONASS (ロシア)、Beidou(中国)、Galileo(欧州)、NavIC(インド)そしてSBAS 、QZSSなどの特別な衛星(0.5 PPM)モジュールが組み込まれています。

RTK mosaic-X5は、 RTK Base(基地局)として構成可能で、他のRTK Rover(移動局)に補正データをフィードし、6 mm(0.5 PPM)の水平位置精度を達成しました。ロボット/自律システム用に、100Hz(毎秒100回)で位置を更新できます。内部ウェブページサーバを実行する洗練されたチップで、位置はモニター可能です。標準ブラウザを使って設定を変更できます。

 

 

SparkFun ISP Pogo Adapter v2

Pogoピンがあれば、はんだ付けを全くしなくても簡単にプログラムできます。ISP(In-System Programming)アダプタを取り付ければ、即便利に使えます。この簡単なキットはそういったことが可能になります。 ISP Pogo Adapterは簡単に6ピンISPヘッダにpogoピンを取り付け、ヘッダにはんだ付けしなくてもICをプログラミングできます。SparkX Qwiic 24 Bit ADC - 4 Channel (ADS1219)

アナログ入力がもっとあれば問題が解決することがよくあります。SparkX Qwiic 24-Bit ADC はQwiiic対応システムにI2Cコントロール可能なADC入力を4チャンネル追加できます。これらのチャンネルはシングルエンド入力あるいはペアにして差動入力として、最大サンプリングレート 1 kHzで使えます。このADCが強力なのは、プログラマブルなx1またはx4のゲインアンプがあり、アナログ電圧の微小変化を「ズームイン」できます(入力範囲や分解能に影響します)。便利なQwiicシステムを使ってシステムと簡単に接続できます。ブレッドボードを使いたい場合のため、2.54 mm ピッチのパッドにも信号を引き出されています。

 

今週は以上です。今週紹介した製品をつかってなにか面白いものができたら、@sparkfun宛てにツイートか、またはInstagramやFacebook等でどんなものを作られたかをお知らせください。来週はさらに新製品をご紹介します。ではよいホリデーを。

原文:Millimeter Magic with the SparkFun RTK mosaic-X5 ※一部、原文に説明を追加している部分があります。また、文中にスイッチサイエンスのお取り寄せページへのリンクを追加しています

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