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菅井です。もう残暑といっていい時期ですが、台風一過の後、昼は厳しい暑さが続きます。夏休みももう残り少なく学校の準備が始まりそうな今日このごろです。
Friday Product Postは、米国現地時間の毎週金曜日に公開される、米国SparkFun社の新商品を紹介するブログ記事です。スイッチサイエンスでは、翌週火曜日の夕方の17時に日本語に訳して公開しています。
It's True! A New VR IMU! (編集注:「新しいVR IMU!」)
Friday Producty Post の時間になりました。今週はBNO086を搭載するSparkFunVR IMU Breakouの新バージョン発表からです。その次は収容スペースが大きくなったRaspberry Pi 3 B+ Starter Kit、SparkXのPCA9846搭載Qwiic Muxです、そして今週は600~ 6000 MHz バンドの新しいLTEアンテナで締めます。それでは今週の新製品を詳しく見ていきましょう。
仮想現実(Virtual reality)が流行っていますが、その背後にある技術に触れるのに数百ドルも投じる必要はありません。SparkFun VR IMU Breakout があるからです。その心臓部はCEVA社製の3軸加速度/角速度/磁力計、32ビットARM Coretex M0+搭載のSiP(System in Package)、BNO086があります。 BNO086 のIMU(Inertial Measurement Unit )は、正確な回転ベクトルの向き(静的回転誤差2度以下)を出力し、VRや向きが必要な他のアプリケーションに非常に適しています。センサデータをすべて組み合わせてドリフト補正して意味のある正確なIMU情報にするのでVR IMU は待望のものです。向き動きの検出が必要なプロジェクトには最適です。
Raspberry Pi 3 B+ Starter は、クレジットカードサイズの小型コンピュータ Raspberry Pi入門に最適です。このキットがあれば、お使いのiRaspberry Pi 3 B+ をSparkFun Pi Wedge経由でブレッドボードに接続できます。また、RPIの40ピンGPIOを使ってプッシュボタン、LED、さまざまなユーザ自作回路を制御できます。
同一I2Cアドレスのセンサがあるなら、このSparkX PCA9846 Qwiic Muxにつなげて 同一バスで通信しましょう。この Qwiic Muxを使えば、同一アドレスのI2Cデバイス間の通信が可能になります。Qwiic Muxには自身の設定可能なアドレスが8つあるので、一つの接続で最大32のI2Cバスが可能です。マルチプレクサ使用がもっと簡単にするため、便利なQwiicシステムを利用し、すべてのデータ通信がI2Cだけで実行されます。
設置面積が少なくて済む高効率でワイドバンドのFlexible LTE Antennaです。インストールが簡単で丈夫なフレキシブルポリマー製アンテナは、698~3000 MHzのLTEバンドで効率45%以上で動作します。寸法は 96 mm x 21 mm x 0.2 mm で、背面は粘着性です。簡単に設置できるよう、グランド面に非依存なアンテナで、150 mm 直径1.37 mmの同軸ケーブルとU.FL互換コネクタが付属します。
今週は以上です。今週紹介した製品をつかってなにか面白いものができたら、@sparkfun宛てにツイートか、またはInstagramやFacebook等でどんなものを作られたかをお知らせください。原文:It's True! A New VR IMU! ※一部、原文に説明を追加している部分があります。また、文中にスイッチサイエンスのお取り寄せページへのリンクを追加しています