It's Odometry, My Dear Watson!
こんにちは、菅井です。6月になりました。東京は梅雨入りはまだですが、昨日は雨が降ったと思ったら翌日は晴れになり、梅雨と初夏の日を体験しているようです。
Friday Product Postは、米国現地時間の毎週金曜日に公開される、米国SparkFun社の新商品を紹介するブログ記事です。スイッチサイエンスでは、翌週火曜日の夕方の17時に日本語に訳して公開しています。
It's Odometry, My Dear Watson!(編集注:「距離計だよ、ワトソン君」。「Elementary, my dear Watson」「基本だよ、ワトソン君」というセリフが元ネタのようです。)
Friday Product Postの時間となりました。今週はぜひ見ていただきたい製品があり、SparkFun Optical Tracking Odometry Sensorから始めます。お好みのロボットプラットホーム(SparkFunなら XRP Kitになります)の高精度かつ最新式のナビゲーションで制御する新しい方法をお探しの方には理想的なスタンダードサイズのQwiicセンサです。その後は当社エコシステムに加わった新しいDigi XBee® RR Pro Modulesの(いまのところ)最終版を紹介します。その次はFGSensors社の新しいキットとスタンドアローンの磁気計を紹介します。今週の締めくくりはQwiic to STEMMA Adapter Cableの新製品です。前置きはこれぐらいにして、今週の新製品を見ていきましょう。
SparkFun Optical Tracking Odometry Sensor - PAA5160E1 (Qwiic)
SEN-24904$79.95
SparkFun Qwiic Optical Tracking Odometry Sensor を使えば、ロボットナビゲーション機能を高精度かつ最新式のレベルに改善できます。コンパクトでオールインワンのセンサは、 PixArt Imaging社の.PAA5160E1チップのパワーを活用、さまざまな硬質床表面上の2軸移動データを正確に収集します。でもそれだけではありません。ボードには、リアルタイムでセンサフュージョンとトラッキングのアルゴリズムを実行する強力な6軸IMU(Inertial Measurement Unit)とオンボードマイコンが内蔵されています。
Digi XBee® RR Pro Module - PCB Antenna
FGSensors Full Gradiometer Kit
FGSensors Full Gradiometer Kit はご自身で磁場勾配計(gradiometer)を作成したい方向けのソリューションです。このキットには、FG-3+ 磁気計センサ二つ、組立検査済みPCB、Androidと接続するインストール済みファームウェア、Androidアプリ、LCDディスプレイなど、必要となるメカトロ部品が全て含まれています。
FGSensors FG-3+ Sensor
FGM-Xシリーズのデバイス は ±50 マイクロテスラ(±0.5 オルステッド)の超高感度磁界センサです。+5ボルト単一電源動作の基本的に三端子(グラウンド、+ 5 V、出力)の簡単なデバイスです。安定した5ボルト矩形パルス出力で、磁界強度はパルス周期と比例(周波数は磁界と反比例)するので、簡単にコンピュータ/マイコンと接続できます。FGM-3のフルレンジスイング周期は、 8.5 μs ~ 25μs (約 120 KHz ~約50 KHz)で、高感度の証です。
Flexible Qwiic to STEMMA Cable - 500mm
今週は以上です。今週紹介した製品をつかってなにか面白いものができたら、@sparkfun宛てにツイートか、またはInstagramやFacebook等でどんなものを作られたかをお知らせください。来週はさらに新製品をご紹介します。
It's Odometry, My Dear Watson! ※一部、原文に説明を追加している部分があります。また、文中にスイッチサイエンスのお取り寄せページへのリンクを追加しています。