Introducing SparkFun Red Vision!
こんにちは、菅井です。週末は少しお湿りがあり猛暑も少し収まりました。夏休みの連休を楽しんでいらっしゃる方も多いと思います。台風も接近しており、暑さがぶり返しそうで、夏の終りを感じ始めています。
Friday Product Postは、米国現地時間の毎週金曜日に公開される、米国SparkFun社の新商品を紹介するブログ記事です。スイッチサイエンスでは来週、毎週火曜日の夕方の17時に日本語に訳して公開しています（編集注：今週は１日遅れになりました）。
Introducing SparkFun Red Vision!（編集注：「SoarkFun Red Vision登場！」）
みなさん、Friday Product Postの時間になりました。今週のビッグニュースは、新製品ライン「Red Vision」の発表です。Red Visionでは、マシンビジョンの学習と使用をできるだけ簡単にするため、タッチスクリーンディスプレイとカメラとを組み合わせた人気のコンピュータビジョンライブラリOpenCVのMicroPython移植版を使用しています。２製品とXRPと利用するキットを販売しますが、Red Visionの将来の開発にご注目ください。
XRP Kit をお持ちでマシンビジョンの実験を考えていますか？ SparkFun Red Vision Kit for XRP はRed Vision Touch Display for Pico と Red Vision Camera Board - HM01B0 (Color) が付属し、XRP（Experiential Robotics Platform）キットにマシンビジョン機能を追加できます。このキットには、お使いのXRPロボットにはんだ付け不要で簡単にすぐカメラとタッチスクリーンディスプレイを追加するため必要なものがすべて含まれています。これらのボードを使えば、XRPキットにSparkFun MicroPython Red Vision Code パッケージ（OpenCV イメージ処理ライブラリ のMicroPythonポート）を使ってライブのイメージ処理や物体/輪郭検出などの高度な機能を追加できます。
Red Vision Camera Board - HM01B0 (Color) は、Himax社製の320x320 カラーカメラモジュールHM01B0用のブレークアウトボードです。カメラボードには、HM01B0のリボンケーブルから全ピンに簡単に触れられるよう、2.54 mmピッチのメッキスルーホール（PTH）3セットに引き出されています。このボードは単体でも、SparkFun Red Vision Touch Display for Picoを補完して、XRPキットにOpenCV イメージ処理ライブラリ のSparkFunのMicroPythonポートを使ってライブのイメージ処理や物体/輪郭検出などの高度な機能を追加できます。詳しくは以下の通りです。
- 解像度320 x 320 ピクセル：フルスクリーン表示（320x320）最大51 fps、 ウィンドウ表示QVGA （320x240）最大60 fpsのフレームレートに対応。
- 最大120 fpsの2x2 モノクロームビニング（binning）モード：解像度や色よりフレームレートを優先する場合。
- 割り込み出力に連動したモーション検出機能：動きを感知したらカメラを起動するようプログラム可能。
- ビデオデータインターフェース：複数カメラを同期するビデオフレームおよび２台のカメラから複合イメージを作成するライン同期を有する設定可能な1/4/8ビットインターフェースと通信。
- カメラモジュール用に３種類から選べる多用途オシレータ。
The Red Vision Touch Display for Pico は、2,0インチ、320 x 240ピクセルの静電容量式LDCで、XRP KitのControl Board やRaspberry Pi Picosに直接挿せるよう設計されたブレークアウトボードに取り付けられています。このボードはRed Vision Camera Board - HM01B0 (Color)や他の2x9コネクタタイプのカメラボードに挿せる専用設計コネクタが含まれ、以下のものも付属します。
- XRP Control Boardに挿す1x20 ヘッダ２個
- メモリ拡張用マイクロSDカードコネクタ
- 他のQwiic対応デバイスにディスプレイボードを直接つなげるQwiic コネクタ
- ディスプレイ、カメラ、SDカードをI2C上でI/Oピンを制御するI/O エクスパンダー
今週紹介した製品をつかって何か面白いものができましたら、@sparkfun にツイートか、または Instagram や Facebook などでどんなものを作られたのかお知らせください。来週はさらに新製品をご紹介します。
※一部、翻訳に説明を追加している部分があります。また、文中にスイッチサイエンスのお取り寄せページへのリンクを追加しています。