DFRobot 8x8マトリックス ToF 3D距離センサ（I2C&UART、範囲3. 5m 、視野角60° ）

8 x 8マトリックス64ピクセルのToF（Time-of-Flight）センサは、単純な距離センサと複雑なデプスカメラの間のギャップを埋めるコンパクトで効率的な3Dデプスセンサです。RP2040で動作するオンボードファームウェアにより、視野角60°、検出範囲最大3.5 mで8 x 8マトリックス64ポイントのリアルタイムデプスデータを提供します。

低消費電力、プラグアンドプレイの互換性を特徴とし、ロボット、インタラクティブアート、ジェスチャ認識、スマートオートメーションに最適です。Arudino、micro:bit、ESP32、Raspberry Pi、LattePandaに対応し、インテリジェント障害物回避、非接触ジェスチャ制御、没入型インタラクティブインスタレーションなど高度なアプリケーション開発が可能です。

例： 8x8 マトリックスToF センサによるインテリジェント障害物回避

バランスのよい3D デプス認識

本製品は、ベーシックな超音波センサと高価なAIデプスセカメラの間に位置します。単一視点の代わりに、障害物、通行可能経路、テーブルの端などのコンテクストを提供する64ピクセルのデプスマップを生成します。これにより、高度なカメラの複雑性や負荷を求められることなく、スムーズで知的なナビゲーションを実現できます。手ごろな価格と超低消費電力で、広範囲のクリエイティブなプロジェクトに最適な3Dビジョンを提供します。

類を見ないメイカープロジェクトとの互換性

本製品は、メイカーの作業スタイルに合わせて設計され、普段使用されているあらゆる機器に接続可能です。

• 対応プラットフォーム：Arduino、micro:bit、ESP32、Raspberry Pi、LattePanda、UNIHIKER K10.
• 対応プログラミング方法： Arduino IDEや Mind+、 MakeCodeなどのグラフィカルエディタでも、ライブラリとチュートリアルが利用可能
• 接続オプション： Gravity-I²C/ UART / USB-C対応。
• カスケード接続対応：広い視野が必要な場合、切替可能なI²C アドレスを使って最大4台の接続が可能。

図：8x8 マトリックスToF センサの対応プラットフォーム

高度な開発用の拡張可能プラットフォーム

プラグアンドプレイで使用できることに加え、柔軟な開発プラットフォームとしても機能します。搭載されているRP2040プロセッサにより、カスタムファームウェアのロードや、軽量機械学習モデル（TinyML）が実行でき、特定ジェスチャ認識、動作パターン検出、センサ自体への新機能追加などが実現可能です。オープンソース化された回路図とドキュメントにより、モジュールを高度なロボット、IoT、AIアプリケーションに仕上げ、機能を固定されたセンサよりもはるかに多くのものが提供されます。

用途

• ロボットナビゲーション
• ジェスチャ制御
• インタラクティブインストレーション
• スマートオートメーション

仕様

センサ

• センサモデル： VL53L7CX
• アルゴリズム処理用MCU：RP2040
• マトリックス： 8 × 8合計64ポイント
• 測距モード：連続測距
• 測距周期：15～60 Hz
• 測距範囲：20～ 3500 mm
• 測距精度：
  • 20～ 200 mm：±11 mm（ホワイト）±12 mm （ライトグレイ） ±12 mm （グレイ）
  • 200～3500 mm： ±5% （ホワイト）6% （ライトグレイ） ±6% （グレイ）
• 測距角度：水平60°、垂直 60°、対角 90°
• レーザー安全クラス： Class 1レーザー規格準拠

電源

• 動作電圧：3.3～5 V
• 動作電流：80 mA未満

データインターフェース

• データインターフェース：I²C/UART/USB
• コネクタ形式：PH2.0-4P（Gravity 出力ピン形式)
• I²Cアドレス： 0x30/0x31/0x32/0x33から選択可
• UART ボーレート：115200 bps固定
• ファームウェアアップデート：TYPE-C、USB フラッシュドライブモード

寸法図

内容物

• 1 x Matrix レーザ測距センサ
• 1 x PH2.0-4P 接続ケーブル
• 1 x アルミ合金製 マウンティングブラケット
• 1 x アルミ合金製 サポートブラケット
• 4 x M3 ローレットネジ
• 2 x M3 センサ固定ネジ
• 2 x M3 × 35 マウント用銅製スペーサ

資料

• 製品wiki（チュートリアル付き）
• 使用例:DIY Smart Interactive Eyes: Human Tracking & Blink Animation with ESP32-C5 (Arduino Tutorial)