
Pololu パワーORing 理想ダイオードペア/逆極性保護回路基板(4〜60V、6A)
送料区分: 200
商品コード: POLOLU-5398
発売日: 2025-06-19
在庫数: 5
短いURL: ssci.to/10434
二つの同一の理想ダイオード回路で構成され、出力が接続されてパワーORing回路を形成しているモジュールです。
※ パワーORing回路は、最も電圧が高い入力から負荷に供給する方式です。
※ 理想ダイオードは、出力からどちらかの入力への電流の逆流を防ぎ、一般的に冗長(バックアップ)電源や電力供給に使われます。
入力ソースは単純にOR接続されているので、高度な機能の選択オプションはありません。自動的な切り替えは行われず、最も高い電圧の電源が優先的に電力を供給します。接続された電源間に電圧差がある場合、その差に応じて電力の分担が変わります。つまり、大きな負荷を均等に二つの小さな電源に分割するためには、二つの電源が同じ電圧である必要があります。各入力には、粗い負荷分散メカニズムとして機能するように0.02 Ωの小さな抵抗が接続されています。電圧が近い二つの電源がある場合、両方の電源をこの抵抗にルーティングするか、高電圧側の電源のみ抵抗を介してルーティングすることができます。
仕様
- 寸法:約 1.91 x 1.97 x 0.28 cm(0.75 x 0.775 x 0.11 インチ)
- 重さ:1.4 g
- 動作電圧:4〜60 V(起動後は3.2 Vから動作可能)
- 最大電流:6 A
- 逆電流遮断機能:あり(理想ダイオード)
![]() |
![]() |
表面 | 裏面 |
接続
ボードの入力側には、二つの入力電源の接続ポイントがあり、各電源には二つの接続オプションがあります。
- VINRx:20 mΩのバランシング抵抗を介して接続します。
- VINx:バランシング抵抗を介さずに、直接入力回路に接続します。
ボードの出力側には、単一のOR結合された出力VOUTがあります。GNDはボード全体で共通です。
接続は、14 AWGワイヤに対応し、3.5 mmピッチのターミナルブロックと互換性のある3.5 mmピッチの大きなスルーホール、または2.54 mmピッチの小さなスルーホールで行うことができます。入力側では、大きなスルーホールはバランシング抵抗(VINRx)を通過しますが、小さなスルーホールからはVINRxとVINxの両方にアクセスできます。これらの小さな穴は直接入力として使用することも、大きな入力のバイパスジャンパとして使用することもできます。
実際の電力損失に関する考慮事項
許容される最大電流は、主に負荷分散抵抗の熱的要因によって制限され、強制空冷がない25°Cの周囲温度で最大6 Aまで許容できます。抵抗がバイパスされている場合、MOSFETが制限部品となり、同様の条件で7 A以上の電流を流すことができます。十分な冷却があれば、片側あたり最大10 Aまで可能です。
警告
温度または電流制限を超えると、ボードのコンポーネントに恒久的な損傷を与える可能性があります。平均連続電流がチャンネルあたり約4 Aを超える場合は、MOSFETの温度を監視し、必要に応じて追加の冷却を検討することを強くお勧めします。この製品は、部品が過熱するよりも前に、触れると火傷するほど高温になる可能性があります。この製品およびそれに接続されている他の部品を取り扱う際は十分注意してください。
回路図
資料