Raspberry Piで最も標準的に使われるOSであるRaspberry Pi OSの初期設定について説明します。
この記事を執筆している時点での最新のバージョンは
- Release date: July 4th 2024
- Kernel version: 6.6
- Debian version: 12 (bookworm)
です。
初回起動時の設定(5~10分程度)
Boot(起動)してしばらくはこの画面で待機します。
Welcome to the Raspberry Pi Desktop! (Raspberry Pi デスクトップへようこそ!)と表示されます。
'Next' をクリックすると初期設定が進みます。
もしBluetoothのマウスやキーボードを使用する場合はペアリングモードにして接続をお試しください。
Country(国)、Language(言語)、Timezoneを設定します。表示言語を英語にしたり、英字キーボード使う場合はチェックボックスにチェックします。
設定が完了したら 'Next' をクリックして次の設定に進みます。
ユーザー設定 User nameとPasswordの設定をします。
設定が完了したら 'Next' をクリックして次の設定に進みます。
Wi-Fiの接続設定をします。有線LANを使用する、またはインターネットに接続しない場合は 'Skip'で設定をとばすことができます。
使用する標準ブラウザを選択します。ChromiumとFirefoxが選択可能です。
Raspberry Pi Connectの有効/無効の設定をします。
Raspberry Pi Connectを使用すると、WebブラウザからRaspberry Piデスクトップにリモートでアクセスできます。利用にはRaspberry Pi ID を作成が必要です。2024年8月9日時点ではまだbeta版です。
おそらく、はじめてRaspberry Piを使う方は使用しないと思いますので、この項目はそのまま'next'で進めていただいてよいでしょう。
ソフトウェア更新をします。重要な更新を含む可能性もあるので、特別な理由がなければ 'Next'をクリックして実行しましょう。 このタイミングで更新をしない場合は'Skip'をクリックします。
時間はネットワーク環境や更新内容によります。通信が安定していて、更新内容が少なければ、5~6分程度で更新が完了します。
以下は、補足です。
Raspberry Pi OSについて
この記事を執筆している時点での最新のバージョンは
- Release date: July 4th 2024
- Kernel version: 6.6
- Debian version: 12 (bookworm)
です。32bit版と 64bit版があります。
32 bit版はほとんどのモデルのRaspberry Piで動作します。64 bit版についてもラズパイ3以降のCPU向けに利用可能で、特に4GBや8GBなど大きなメモリを搭載する場合には64 bit版を選択します。
OSは年に数回ほど大きなアップデートがあります。セキュリティの脆弱性への対応が含まれることがあります。新規にシステムを構成するときは最新のバージョンを使用することをオススメします。
ただし、周辺機器の連携に影響が出ることもあります。更新するバージョンのRelease notesの内容を参考にしつつ、更新を検討ください。
microSDの書き込み
microSDの書き込みにはRaspberry Pi Imagerが便利です。もしOS、microSDを初期化したい場合はRaspberry Pi Imagerを使ってフォーマット、OSの書き込みが可能です。
Windows, Mac, Ubuntu for x86向けのソフト(パッケージ)が用意されています。
https://www.raspberrypi.com/software/