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ロボットアイデア賞 ハルモニア,"HAL-monia"

審査講評 金沢工業大学 伊藤恒平教授  

今年から新設されたロボットアイデア賞の評価を任されて非常に難しかったというのが正直な感想です。数ある作品のなかからロボット系の作品として44件の中から選ばせていただきました。その中にはスタックチャン系もありましたので実際はもう少し少ない中からの選考です。評価の際に考えていたことは、M5Stack製品を使ってこれらの作品を見てインスパイアされて自分も何か作って見たくなる様な作品、世界観がすごくてワクワクする様な作品、ロボティクスの技術が優れている作品、尚且つバランスがいいかなと言うものを選びました。ただ、やはり1件に絞るのは難しかったです。選んだの芝村ひばり/芝村厚志さん達のハルモニア,"HAL-monia"です。まずは、単なる多足ロボットでは無くロボットの背後の世界観がしっかりある様な気がして、何かしら物語が紡ぎ出されそうなインパクトがあります。そして,デザインが優れているばかりではなく技術的にしっかり6速歩行ができていてすごいなと驚かされます。さらにさらに、ChatGPTを用いて音声によって指示ができたり、ロボット同士がプロジェクションマッピングで会話するという徹底ぶりで、感心しました。紹介ページの内容も素晴らしく学生に何か物を作るときに紹介したいと思いました。総合して完成度が高く,今回のロボットアイデア賞に選ばさせていただきました。