MyoWare 2 筋電位センサ開発キット

Arduino互換マイコンボードが同梱された、オールインワンのEMG（筋電位）センサキットです。MyoWare 2シリーズの各種シールドと付属品により筋肉の動作の測定や視覚化が可能となり、用途に応じた構成を試せます。

注意：MyoWare2.x エコシステムのボードは、人間や他の動物の病状や健康状態などの診断、治癒、緩和治療、あるいは病気の予防を意図されたものではありません。

MyoWare 2.x エコシステムは、Advancer Technologies社製の低価格なArduino互換のオールインワンEMGセンサMyoWare 2.0 筋電位センサと、簡単に接続できるシールドから構成されています。これは革新的なコネクタシステムで、コンパクトでロープロファイルのシールドを簡単にパチンとはめ込み、マイクロコントローラのアナログ入力に接続し、対象となる筋肉の、生の/フィルターされた/整流後の筋電位を測定でき、ボード間のハンダ付けによる接続も不要です。

特徴

• LEDシールドで筋収縮を直感的に可視化できる
• 付属のArduino互換マイコンボードでアナログ出力を読み取り可能
• ミニドライバーやUSB A–Cケーブルを備えシールド着脱やLiPo充電・PC接続が可能
• 大筋群および離れた筋群接続用ケーブルを同梱
• コンパクトなデザインと最新チップセットで信頼性を向上

仕様

• 対応電源電圧：3.3 V / 5 V
• 出力電圧：0 V ~ VIN（筋電活動に比例）
• センサチップ：MyoWare 2.0 筋電位センサ

• パワーシールド：

  • LiPo充電IC：Microchip MCP73831
  • 入力電圧：5 V （USB Type C コネクタ経由）
  • 内蔵保護：逆放電防止・過熱保護・自動電源オフ機能
  • バッテリー容量：40 mAh LiPo（定格 3.7 V）

• リンクシールド：

  • 接続方式：3.5 mm オーディオケーブルによりセンサとマイコン間を接続
  • 出力モード切替：RAW/RECT/ENV（3ポジションスイッチ）、電源ON/OFFスイッチ
  • ステータスLED：電源表示/EMGエンベロープ表示
  • 寸法：37.57 × 35.90 mm

• ケーブルシールド：

  • コネクタ：3.5 mm オーディオケーブルコネクタ

• Arduinoシールド：

  • 対応ボード：Arduino Uno R3互換（標準フットプリント）
  • 接続数：最大 6センサ（A0～A5使用）
  • 電源選択：5 V/3.3 V切替ジャンパ

• センサ/電極パッド

  • 電極パッド：使い切り電極 （24 mm）
  • 入力バイアス電流：250 pA、最大 1 nA
  • 入力インピーダンス：約 800 MΩ
  • コモンモード除去比：140 dB
  • 増幅率：G = 200（RAW / RECT、ENVモードではポテンションメーターに依存）
  • フィルタ帯域：HPF fc = 20.8 Hz、LPF fc = 498.4 Hz

• 動作環境：

  • 温度範囲：-40～85 °C
  • 保存温度：-65～150 °C

内容物

• 1 x 筋電位センサ
• 1 x LEDシールド
• 1 x パワーシールド
• 1 x リンクシールド
• 1 x ケーブルシールド
• 1 x Arduinoシールド
• 1 x RedBoard Plus（Arduino互換マイコンボード）
• 1 x リファレンスケーブル
• 1 x オーディオケーブル-1 m
• 1 x USB A to C ケーブル（2 m）
• 1 x センサケーブル
• 1 x ミニプラスドライバー
• 10 x 生体センサパッド

資料

• 使用ガイド
• MCP73831 データシート
• LiPoバッテリー データシート
• LiPoバッテリー MSDS
• Arduino BLEライブラリ
• BLEライブラリ使用例 GitHub
• MyoWare 2エコシステム