SparkFun RS232モジュール

最新の電子機器をレガシーなRS232 シリアル機器と接続するためのシンプルなユーティリティ基板です。3.3 V 系マイクロコントローラをDE9 (しばしばDB9と呼ばれる) コネクタを使用したヴィンテージコンピュータ、産業用機械,、GPSモジュールなどと接続する必要がある場合には、このボードが最適です。低電圧TTLロジックと高電圧RS232規格との間のギャップを完璧に埋めることができます。.

ロジックレベル変換

このボードの中核にはSTMicroelectronics社のRS232ドライバー/トランシーバ ST3222が搭載され、電圧レベル変換処理によって、マイクロコントローラの3.3 Vロジック信号を、RS232で求められる±5 V（またはそれ以上）の信号に変換、もしくはその逆を行います。

電源電圧は 3.0〜3.6 Vで動作し、3.3 V 系マイクロコントローラに最適です。データレートは安定して最大250 kbpsに対応し、RS232アプリケーションには十分な速度です。バッテリー駆動用に低電力シャットダウンモードも搭載され、電源電流をわずか1 mAまで低減してデバイスの動作状況を監視できます。

シンプルで手間いらずの接続

このボードはシンプルであることを念頭に設計されました。メス型DE9コネクタにはRS232機器ケーブルを直接接続できます。マイクロコントローラに必要なピンはすべて2.54 mmピッチの9ピンメッキスルーホールに引き出されています。

本ボードの主な特徴はTX/RX信号のクロスオーバーを内部処理する点です。ヌルモデムまたはクロスケーブルのどちらが必要かを推測する必要はありません。マイクロコントローラのTX（RX）ピンをボードのTX（RX）ピンに接続するだけで、残りの処理はボードが行うので、配線やトラブルシューティングが簡単になります。取付穴二つも備え、筐体やプロジェクトにしっかりと固定できます。

仕様

• DE9 コネクタ
• ST3222 RS-232 ドライバ/トランシーバ
• 1 x 9 メッキスルーホール（PTH）
• 2 x 取付穴

資料

• 回路図
• KiCadファイル（ダウンロード）
• データシート(ST3222)
• GitHub