Seeed Studio XIAO nRF54L15 Sense

Nordic社のnRF54L15が搭載された、超小型で高性能な開発ボードです。128 MHzのArm Cortex-M33メインコアとRISC-Vコプロセッサを内蔵し、Bluetooth LE 6.0、Matter、Thread、Zigbee、Amazon Sidewalkなど幅広い無線プロトコルに対応しています。小型ながら14本のGPIO、USB Type-Cインターフェース、充電機能を備えています。

IoTデバイス向けに極めて省電力性に優れた設計で、バッテリー駆動に最適です。さらに、6軸IMU（加速度＋ジャイロ）とデジタルマイクが搭載され、音声や動きの検出にも対応します。

特徴

• 強力かつ省電力のSoC
  • 128 MHz Arm Cortex-M33コアに加え、128 MHz RISC-Vコプロセッサを搭載。
  • メモリは最大1.5 MBのNVM（不揮発性メモリ）および256 KBのRAM。超低消費電力設計により、バッテリー寿命を大幅に延長可能。
• マルチプロトコル対応
  • Bluetooth LE 6.0（Channel Sounding対応）、Matter、Thread、Zigbee などの標準的なプロトコルに加えて、最大4 Mbpsの独自2.4 GHz無線にも対応。
  • nRF Connect SDKを使うことでAmazon Sidewalk,、Apple Find My、Google Find My Deviceにも対応
• セキュリティ強化
  • TrustZoneによる隔離環境、セキュアブート、セキュアなファームウェア更新、安全ストレージ、暗号化アクセラレータ（サイドチャネル耐性付き）、およびタンパー検出など、多層的なセキュリティを実装。
• センサ搭載
  • 6軸IMU（LSM6DS3TR-C）により、加速度と角速度を三軸方向で測定可能。歩行検出、傾き、振動、回転などの動作センシングが可能。デジタルマイク（MSM261DGT006）も搭載され、音声入力や音検知にも対応。
• バッテリーマネジメント機能
  • USB Type-Cからの電源供給に加え、内蔵PMICによるリチウムイオンバッテリー充電回路を搭載。バッテリー使用に最適化された設計。
• 豊富な開発環境対応
  • NordicのnRF Connect SDK（NCS）、PlatformIO、Zephyr RTOSに対応し、高効率なファームウェア開発が可能。Arduino IDEは現時点では非対応。
• 充実したGPIOを提供
  • 同シリーズXIAOと同様のスリムなボディに、14本以上のGPIO、アナログ入力、SPI、I²C、UARTなどを備え、豊富なインターフェースを提供。

仕様

• 前面
  
• 後面
  

ピン配置

資料

• Wiki
• 回路図
• KiCAD ライブラリ（ダウンロード）
• DXF寸法（ダウンロード）
• ピン配置シート