STEMMA QT/Qwiic互換 INA228搭載 20bit 電力モニタモジュール

最大85 Vの電圧に対応し、ハイサイド/ローサイド両方で使用可能な20 bit高分解能ADC内蔵の、I²C接続電力モニターモジュールです。電流・電圧・電力を自動演算し、アラート設定やオーバーサンプリング、ゲイン調整などをI²Cで簡単に行えます。

Qwiicシステムとは

Qwiicシステムはプロトタイピングを迅速かつ簡単に行える、I²Cのセンサやアクチュエータ、シールド、ケーブルのエコシステムです。

全てのQwiicボードには1 mmピッチ、4ピンのJSTコネクタが採用され、小さく収まりかつ分極化しているので接続を誤ることもありません。

特長

• 最大85 VDC測定（ハイサイド/ローサイド両対応）
• 基板実装0.015 Ω±0.1 %シャント抵抗
• 20 bit ADC（低電流モード2.5 µA/LSB、高電流モード10 µA/LSB）
• 電流・バス電圧・電力を自動計算
• I²Cインターフェースによるアラート、ゲイン、オーバーサンプリング設定
• 3.3 V/5 Vロジックレベル対応
• 各種MCU/SBC（Arduino、CircuitPython、Raspberry Piなど）と互換性あり

仕様

• バス電圧測定範囲：0～85 VDC
• 電流測定範囲：
  • 低電流モード：最大2.75 A（分解能2.5 µA）
  • 高電流モード：最大10 A（分解能10 µA）
• シャント抵抗：0.015 Ω±0.1 %
• ADC分解能：20 bit
• 動作ロジック電圧：3.3 V/5 V
• 寸法：25.8 x 20.2 x 10.1 mm
• 重量：約3.3 g

接続方法

• ローサイド接続での電圧測定：

  1. VIN–をGNDに接続
  2. VIN+を負荷の最も低い電位に接続
  3. VBUSを測定対象の最高電圧（最大85 VDC）に接続
  

• ハイサイド接続での電圧測定：

  1. VBUSを測定対象の最高電圧（最大85 VDC）に接続
  2. VIN–を負荷の最高電位に接続
  3. 必要に応じてハンダ面のジャンパをショートしV+をVBUSに固定
  

内容物

1 x モジュール本体
1 x ピンヘッダ（8ピン）

資料

• 使用ガイド – Adafruit INA228 I2C Power Monitor