STEMMA QT - AS5600 磁気角度センサ

ams社製磁気角度センサ AS5600が搭載された、機械的な接続不要の回転センサです。IC本体から最大3 mm離れた位置で回転する磁界を感知します。

このセンサは、機械的故障やノイズ発生の恐れがない「フリクションレス」ロータリーエンコーダ/ポテンショメーターを作成するためによく使用されます。 磁気角度センサは、ロータリーエンコーダの360度自由回転とポテンショメータの絶対位置検出という、両方の長所を備えています。必要となるのはI²C対応マイクロコントローラ/マイクロコンピュータだけで、Arduino、Python 、CircuitPythonドライバに対応しています。

まず磁石（レアアース磁石を推奨）のN極とS極を特定します。円形磁石は「コイン両面」にN極S極があるので縁を回転させて調整する必要があります。磁石をICの真ん中近くに置いてそこで回転させてください。 ファームウェアが磁界を角度 0〜359°、精度0.1°、正確度0.4° で検出します。

プラグアンドプレイで使用できるように、SparkFun Qwiic互換のI²C バス用STEMMA QTコネクタが備わっています。STEMMA QTアダプタケーブル（別売）を使ってお好みのマイコンに接続できます。

ピン配置

• 電源ピン
  • VIN - 3 Vまたは5 Vを給電。マイコンのロジックレベルと同じ電圧を使用。
  • 3Vo - 電圧レギュレータからの3.3 V 出力（最大100 mA）。
  • GND - 電源/ロジック電圧共通グラウンド。
• I²Cロジックピン
  • SCL - I²Cクロックピン。ロジック電圧 3〜5 V、10 Kプルアップ抵抗付き。
  • SDA - I²Cデータピン。ロジック電圧 3〜5 V、10 Kプルアップ抵抗付き。
  • STEMMA QT - STEMMA QT (Qwiic) コネクタ付きボードまたは各種アクセサリ接続用。
• PWM 出力
  • OUT - アナログ/PWM 出力ピン。 I²C上のデータや、アナログ/PWM 出力を読み取り可能。アナログ出力モードでは、0 Vが0度、VDDが360度に、PWM出力モードでは、デューティサイクル0%が0度、100%が360度に対応。
• ディレクションジャンパ
  • DIR - マグネット回転測定方向を決定。 デフォルトはグラウンド接続で時計方向に、トレースカットしてプルアップすれば反時計方向に設定。
• 電源 LED と ジャンパ
  • 電源 LED - onとラベルされた緑色LED。
  • LED ジャンパ - トレースカットで電源LEDへの電源切断。
• PGO パッド
  • PGO - AS5600の校正/プログラム用 （上級者用、データシート 22ページを参照）。

回路図

寸法図

内容物

• 1 x 本体
• 1 x ブレッドボード用ピンヘッダ（要ハンダ付け）

資料

• 使用ガイド: Adafruit AS5600 Magnetic Angle Sensor
• AS5600 データシート
• Fritzing オブジェクト（Adafruit Fritzing ライブラリ）