Pololu QTRX-MD-01A-S反射率センサ- 低電流タイプ(サイドコネクト型)
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商品コード: POLOLU-4440
発売日: 2025-12-15
在庫数: 5
短いURL: ssci.to/10901
近接する表面から反射された光を赤外線LEDとフォトトランジスタで測定するセンサです。2.9 ~ 5.5 Vで動作し、電源電圧に依存しない調光可能な輝度調整機能を備えています。最適な距離は5 mm未満ですが、反射率が高い物体は30 mm程度まで検出可能です。レンズと4ピンJST SHケーブル対応のコネクタが搭載されています。
本バージョンは高性能・低消費電力のQTRXセンサが搭載されています。
仕様
- 動作電圧:2.9 ~ 5.5 V
- ンサタイプ:QTRX
- センサ数:1
- 最高輝度時のLED電流:3.5 mA(電源電圧に非依存)
- 最大消費電流:5 mA
- 出力フォーマット:アナログ電圧(0 ~ VCC)
- 最適センサ距離:10 mm
- コネクタ:サイド型、 4ピンJST SHタイプ
- 寸法:8.1 × 15.2 × 6.0 mm
- 重量:0.4 g

接続
本センサは別売の4ピンJST SH互換ケーブル(SparkFun Qwiic、Addafruit STEMMA QTケーブルとも互換)が使用できる4ピンサイド型コネクタが搭載されています。インターフェースはI2Cではありません。

QTR反射率センサ
本反射センサには、赤外線エミッタ/フォトトランジスタのペアモジュールが高密度(4 mmピッチ)または中密度(8 mmピッチ)でリニアに配置され、反射率の変化を検出することが必要な用途に適しています。反射率の変化は、白地の上の黒線を検知する固定距離での色変化、センサ前の物体の距離変化または検出によります。シリーズにはさまざまなセンサ数/密度が用意され、用途に適した選択が可能です。出力はすべて独立で、不規則または非標準のセンサ間隔を得られるように、チャンネルの一部だけを接続することができます。
従来のQTRセンサとは異なりLEDドライバが搭載され、電源電圧(2.9 ~5.5 V)とは独立に、32段階の輝度に調光できます。
センサタイプにはQTRまたはQTRXの2種類あります。製品名で「QTR」バージョンはレンズなしの低コストセンサモジュール、「QTRX」バージョンは、レンズ付き高性能センサモジュールで、少ない赤外線LED電流でも同様の性能が実現可能です。
QTRXには、QTRXLと名前がついたシングルチャンネルモジュールもあります。これは、エミッタに大電流を流すQTRXスタイルのセンサを使った超長距離モジュールです。
センサには二つの出力タイプがあります。Aバージョン(本製品)は0~Vccのアナログ電圧を出力し、RCバージョンはマイコンのデジタルI/Oを用い、まずラインをhighにした後にリリースして、lowと読めるまでの時間(通常数マイクロ秒から数ミリ秒)を計測します。出力電圧が低いまたは電圧減衰時間が短ければ反射率は高くなります。
以下の単純化した回路図は各チャンネルの回路です。

Aバージョン(左)とRCバージョン(右)の回路図
Aバージョン出力とのインターフェース方法
Aバージョンは測定した反射率をアナログ電圧(反射率が非常に高い場合は 0 V、非常に低い場合にはVCC)として出力します。
アナログ出力はいくつかの方法でインターフェースできます。
- マイクロコントローラ内蔵のADコンバータで電圧を測定。
- 調整可能な閾値付きのコンパレータでアナログ電圧を二値デジタル信号に変換し、信号を マイクロコントローラのデジタルI/Oで読み込む。
- 出力をマイクロコントローラのデジタルI/Oラインに直結し、ロジック閾値判定を使用する。
最後の方法は、左の図のような高い反射率の場合に有効で、右の図のような低い反射率信号の場合には有効ではありません。
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| 1/8インチ離れた場合 | 3/8インチ離れた場合 |
黒線のある回転白色円盤のQTR-1A 出力
エミッタ制御
反射率センサアレイは赤外線エミッタに定電流を流し、電源電圧(2.9 ~ 5.5 V)によらずエミッタの輝度を一定に保ちます。エミッタはボードのCTRLピンで制御でき、詳細はアレイサイズと密度に依存しています。
CLTRLピンを最低1 ms lowにすればでエミッタLEDが消灯します。highにするまたはhighにプルアップすれば、ボードのフルLED電流(QTR/QTRXバージョン 30/ 3.5 mA)でエミッタが点灯します。エミッタLEDは通常ペアで駆動され、各ペアのエミッタは直列接続されるので、ボード全体の電流はLED電流 x LED数ではなく、約半分です。
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