Enclosed RTKs & 6DoF IMUs
菅井です。さて6月も最終週、今年も半分近く過ぎました。早いところでは今週末から海開きになります。今年の梅雨は気まぐれそうなので、スカッと晴れれば海山にどっと繰り出す方は多そうですね。
Friday Product Postは、米国現地時間の毎週金曜日に公開される、米国SparkFun社の新商品を紹介するブログ記事です。スイッチサイエンスでは、翌週火曜日の夕方の17時に日本語に訳して公開しています。
Enclosed RTKs & 6DoF IMUs (編集注:「シャーシ入りRTKと自由度6のIMU」)
みなさんこんにちは。Friday Product Postの時間になりました。昨日始めてお目にかけたように、RTK Serveyourシリーズへの最新の追加となるSparkFun RTK リファレンスステーションが発売されました。SparkFunファウンダーのNathanがこのベースステーションに関するもう少し詳しい情報とできることを説明するために立ち寄っています。その後は、紹介されていませんが、新しいBMI279 Qwiic 6DoF IMU の二つのバージョンです。これらのボードは超省電力で、標準およびマイクロフォームファクタで提供されます。それでは今週の新製品を詳しく見ていきましょう。
SparkFun RTK Reference Station
$699.95
※スイッチサイエンスではお取り寄せも承っております。
米国コロラド州ボルドーで設計されたSparkFun RTK Reference Station は高精度地理情報、測量、基準時刻の用途にピッタリなソリューションです。基本的なユーザには、本製品は固定位置NTRIPサーバ設定がとても簡単で、RTKを移動局にすることができ、機器の同期や正確なタイムベースのためのNTPサーバとすることもできます。
Reference Stationの中身は、ESP32 WROOMプロセッサとu-blox ZED-F9PマルチバンドGNSSモジュールをベースにしており、他のRTK製品と同一のオープンソースファームウェアを使用しています。Reference Station は10/100 Mbps イーサーネットで接続でき、PoE(Power-over-Ethernet )で給電可能です。マイクロSDカードは4ビットSDIOインターフェースで接続され、読み書き速度は一桁改善されています。同様にu-bloxのZED-F9P GNSSモジュールは高速SPIインターフェース接続で、GNSSデータ転送速度も一桁改善しています。
このボードを使えば、あらゆるコンステレーションのRAWXとSFRBXを毎秒20回で記録できます。またATECC608A暗号コプロセッサも内蔵しており、独自のファームウェアを作成して仮想通貨マイニング、宇宙ウェザーステーションアプリ用に本製品を使ったり、GNSSデータを暗号化/認証することもできます。
SparkFun 6DoF IMU Breakout - BMI270 (Qwiic)
$14.50
※スイッチサイエンスではお取り寄せも承っております。
SparkFun BMI270 6DoF IMU Breakoutは、Bosch社製の超低消費電力BMI270をベースにしたQwiic対応のブレークアウトボードです。このチップは正確な加速度、角速度測定。オンチップのインテリジェントなオンチップモーショントリガーの割り込みを特徴を提供する、ウエラブルに最適化された高集積の低消費電力IMUです。
SparkFun Micro 6DoF IMU Breakout - BMI270 (Qwiic)
$14.95
※スイッチサイエンスではお取り寄せも承っております。
先のボードとほぼ同一ですが、SparkFun BMI270 Micro 6DoF IMU Breakout はフットプリント 19.05 mm x 7.62 mmのマイクロサイズで、はんだ付け不要のQwiicケーブルと互換コントローラを使用して小型の電子工作に理想的なブレークアウトボードとなります。オンボードのはんだジャンパーで、デバイスアドレスの選択、I<suo>2</sup>Cプルアップ抵抗の除去、電源LEDの無効化が、必要に応じてできます。
今週は以上です。今週紹介した製品をつかってなにか面白いものができたら、@sparkfun宛てにツイートか、またはInstagramやFacebook等でどんなものを作られたかをお知らせください。
原文:Enclosed RTKs & 6DoF IMUs ※一部、原文に説明を追加している部分があります。また、文中にスイッチサイエンスのお取り寄せページへのリンクを追加しています