Dead Reckoning? More Like Dead On!
こんにちは、菅井です。3月になり、年度末/学年末まで一カ月を切りました。
Friday Product Postは、米国現地時間の毎週金曜日に公開される、米国SparkFun社の新商品を紹介するブログ記事です。スイッチサイエンスでは、翌週火曜日の夕方の17時に日本語に訳して公開しています。
Dead Reckoning? More Like Dead On!（編集注：「推測航行はドンピシャですね」。）
Friday Product Postの時間となりました。まもなくお目見えする新製品の開発でラボが大忙しなので、今週は新商品は1点だけです。今週は、GPS-RTK Dead Reckoning Kitの新バージョンを発表します。このキットは、前バージョンにあったシルク印刷とレイアウト上の不具合を修正したZED-F9RBreakout基板をアップデートしました。それでは今週の新製品を詳しく見ていきましょう。
SparkFun GPS-RTK Dead Reckoning Kit (U.FL)
SparkFun Qwiic OLED Display はテキストを最大4行表示可能で、対角0.91インチフレームに128x32ピクセルを搭載しています。OLEDは、LEDと違ってバックライトがないので、薄く、消費電力が少なく、高コントラストです。
SparkFun GPS-RTK Dead Reckoning Kit (u.FL) は、u-blox社のZED-F9R と GPS リアルタイムキネマティックス（RTK）を使い始めるのにまさに必要なものです。SparkFun ZED-F9R GPS Breakout は高精度なセンサフュージョンによるGPSボードで、すばらしい設定オプションを備え、u-blox社のAutomotive Dead Reckoning（ADR）テクノロジーを利用しています。ZED-F9R モジュールは、3D IMUセンサ、車速パルス、車両ダイナミックスモデル、補正データ、GNSSＳ測定を融合して高い正確性で連続位置を提供します。
ZED-F9R モジュールは、184チャンネルの u-blox F9 エンジンを採用したGNSS レシーバーで、 GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou から約0.2メーター精度で信号を受信できますが、補正ソース付きのRTKナビゲーションを使った場合にこのような精度が達成できます。ZED-F9Rは移動局として動作するため、基地局と接続しなければなりません。モジュールは、GNSS4システム同時受信に対応し、GNSSとZED-F9Rに内蔵された3Dセンサによる測定を組み合わせることで、毎秒30回までリアルタイム測位を行えます。
キットには、GNSS マルチバンドアンテナ、USB-A /C ケーブル、SMA/U.FL ke-ケーブルが含まれます。アンテナはベースにマグネットがあり、従来のL1に加えL2 GPSバンドを受信します。ケーブルを使えば、簡単にキットのパーツを接続できること請け合いです。
原文：Dead Reckoning? More Like Dead On!※一部、原文に説明を追加している部分があります。また、文中にスイッチサイエンスのお取り寄せページへのリンクを追加しています