
Pololu ハイパワーステッピングモータードライバ 36v8
送料区分: 200
商品コード: POLOLU-3731
発売日: 2025-02-10
在庫数: 7
短いURL: ssci.to/10163
ディスクリートMOSFETを利用したバイポーラステッピングモーターコントローラです。 Texas Instruments社のDRV8711が搭載され、8~50 Vの動作電圧範囲をサポート、ヒートシンクなしで1相あたり最大8 Aの連続電流を供給可能です(十分な冷却により最大11 Aまで可能)。
SPIインターフェースにより、電流制限、ステップ・モード(フル・ステップから1/256ステップまで九つのステップ・モード)、減衰モード、ストール検出を設定できます。また、より高度な制御およびストール検出アルゴリズムに使用可能な逆起電力フィードバックも備わっています。その他、逆電圧、低電圧、過電流保護機能が搭載されています。
特徴
- Texas Instruments社のDRV8711と外付けMOSFET
- ワイドな動作電圧範囲: 8 ~50 V
- ハイパワー対応:フェーズあたり最大連続 8 A(冷却なし)/11 A(冷却あり)
- SPIインターフェースによる設定可能
- STEP/DIR コントロールピン(ステッピングはSPIインターフェースのみで制御可)
- フル、1/2、1/4、1/8、1/16、1/32、1/64、1/128、1/256 9段階のステップ
- 調整可能な電流制御:高ステップレート実現のため、モーターの定格電圧以上の電圧を利用可
- 適応ブランキング時間、調整可能な減衰時間、多様な電流減衰モードにより、SPIインターフェースで非常にスムーズな動きを実現
- STALL 出力:マイクロステッピング中のストール検出が可能(オプション)
- BEMF 出力:ステッピングモーター逆起電力(back EMF)に基づいた高度な制御とストール検出が可能(オプション)
- オルタネート制御モード:バイポーラステッパーモーター(STEP/DIR 入力付き)の代わりにブラシDCモーター(PWM入力)2個を制御
- 1.8 、3.3 、5 Vロジック電圧対応入力
- 全ピンオープンドレイン出力:外部給電されるIOREF電圧に プルアップされるので、非5 V系でも使用可能(5 V系使用時はIOREFとV5をジャンパー接続)
- 低電圧ロックアウト、過電流保護、回路短絡保護、逆電圧保護機能
- ドライバの設定制御の基本機能を与えるArduino ライブラリとサンプルスケッチ
内容物
- 1 x ステッピングモータードライバ本体
- 2 x 12ピン-2.54 mmピッチピンヘッダ
- 3 x 2ピン 3.5 mmターミナルブロック
- 1 x 2.54 mm短絡用ブロック(5 V系で使用する場合はIOREFを5 Vピンに接続)
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ピン配置
」
PIN | 説明 |
VIN | 8 ~ 50 V ボード電源接続 |
VM | 逆電圧保護回路通過後のモーター電源(回路図参照):システム内の他の部品で逆接保護された電圧を給電可能。追加バイパスコンデンサが有用な場合には、隣接するGNDピンtの間に電解コンデンサを外付け可能。 |
GND | モーター電源/コントローラグラウンド基準用グラウンド接続点。コントロール源とモータードライバは共通グラウンドでなければならない。 |
AOUT1 | モーター出力:フェーズAコイル「ポジティブ」側 |
AOUT2 | モーター出力:フェーズAコイル「ネガティブ」側 |
BOUT1 | モーター出力:フェーズBコイル「ポジティブ」側 |
BOUT2 | モーター出力:フェーズBコイル「ネガティブ」側 |
V5 (OUT) | レギュレーター 5 V 出力: DRV87111内部レギュレーター電圧。最大10 mAしか給電できないので、主に接続したボード入力をhighにしたり、.オープンドレイン出力をプルアップするために使用。外部デバイスの給電用でない(注意:デバイスがスリープ状態だと5 V出力は無効化される)。 |
IOREF | 全出力ピン(BEMFピンを除く)はオープンドレイン出力でIOREFにプルアップされているので、制御系の電圧を給電(3.3 V系では3.3 Vなど)。5 V系で使用する場合。近くのV5(OUT)ピンに接続。 |
STEP/AIN1 | この入力の変化でトランスレータテーブルのモーター電流をステップアップ/ステップダウン(モーターがディスエーブルされている場合も)。 SPIインターフェースでもステッピングを制御できる。外部PWM モードではSTEPではなくAIN1として機能し、AOUT1出力の状態を直接制御する。 |
DIR/AIN2 | ステッピングモーターの回転方向を決める入力。SPIインターフェースでも方法を制御できる。外部PWM モードではDIRではなくAIN2として機能し、AOUT2出力の状態を直接制御する。 |
SDATO | データ入力(MISO);オープンドレイン出力でIOREFにプルアップ。 |
SDATI | SPI データ入力(MOSI) |
SCLK | SPI クロック入力 |
SCS | SPI チップセレクト入力:このデバイスしかSPIバスになくても選択が必要。 |
SLEEP | デフォルトではこのピンをlowにすると電力のスリープモードになる。モータードライブ回路と内部5 Vレギュレータは無効化され、アナログ回路は全て低電力モードとなる。デジタル回路はスリープモードでも動作しており、IOREFが外部から給電されている限りデバイスのレジスターはSPIインターフェースでアクセスできる。デバイスをイネーブルにするにはhighにすること。 |
RESET | チップリセット入力。highでインデクサー/デバイスレジスターなど全ての内部ロジックがリセットされ、ドライバ出力が無効化される。(注意:リセットピンはスリープモード中は機能しない)。 |
FAULT | オープンドレイン出力でIOREFにプルアップ。。過電流、プリドライバ、過熱、低電圧フフォールト発生でlow。 |
BIN1 | 外部PWMモードではBOUT1 出力の状態を直接制御。インデクサーモードでは使用しない(デバイスがステッピングモーターとして使用)。 |
BIN2 | 外部PWM モードではBIN2 は直接BOUT2 出力状態を制御。インデクサーモードでは使用しない(デバイスがステッピングモーターとして使用) |
STALL/BEMFV | オープンドレイン出力でIOREFにプルアップ。 内部ストールモードではストール検出時にLOW。外部ストールモードでは、 正常な逆電位測定が利用できる場合LOW。 |
BEMF | モーター逆起電力を示すアナログ出力。この信号を利用してマイコンで高度な制御/ストール検出を実現可能。 |
注意
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高電圧(特に30 V以上)と大電流制限で、ドライバのSPIインターフェースはドライバやステッピングモーターからの電気ノイズの影響を受け、通信エラーになる可能性があります。SPI通信については、書き込み後設定をリード/ベリファイする、モーター出力イネーブル中にはドライバ設定を行わないなど、適切な注意を払うことで予期しない動作のリスクを低減できます。
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通電中、ステッピングモーターを接続/切断するとドライバーを破壊する可能性があります。通電中の配線変更はおやめください。
配線例
注意
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本モータードライバーには有効な過熱シャットオフがありません。DRV8711チップには過熱保護機能がありますが、最初に過熱するのは外部MOSFETです。過熱状態はモータードライバに不可逆的なダメージを与えます。MOSFETの温度が140℃以下に保たれることが確認できない場合、電流制限の設定が8 Aを越えないようにし、放熱が劣る用途ではさらに下げてください。
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ドライバに通電すると、電流制限設定はデフォルトで約18 Aになります。出力を有効化する前にステッピングモーターとドライバを適切に設定してくださ。
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本製品はチップが過熱する前に、やけどをするほど熱くなりますので、取り扱いにはご注意ください。
回路図
資料
製造元希望小売価格: 29.95ドル(税別)
製造元の販売ページ:https://www.pololu.com/...
商品コード: POLOLU-3731